寄付・募金・義援金
前回、聞いたところによるとロッキーくんは、クラウドファンディングで寄付をしたことがあるんだよね。今回は「寄付」と「募金」と「義援金」、この3つについて話していこうと思うよ。
「寄付」と「募金」と「義援金」って、同じように思えるけど何が違うの?
まず、「寄付」と「募金」の違いを説明するよ。
「寄付」とはお金やモノを贈ることで、「募金」とはお金を集めることをいうんだ。
ということは、「寄付」は私がすることで、「募金」は私にお金を贈ってくださいと言われるということ?
そのとおりだよ。とてもわかりやすく言いかえてくれたね!付け加えるなら「募金」は寄付をお願いする活動のことだと言えるね。
そうなんだ。今まで間違えて使っていたかもしれない!
それはロッキーくんだけじゃないと思うよ。「寄付」を「募金」といい間違えることがあっても、その時の状況で判断していることも多いんじゃないかな。
よかった!僕だけじゃないってことだね。
あまり気にしないで使っている人が多いということは、あまり違いがないということかな。
「寄付」は慈善活動や公共事業、教育といった目的やプロジェクトを支援するためにお金やモノを贈るんだけど「寄付」された側の個人や団体が使いみちを決めることが多いよ。また、贈るものがモノの場合は「寄贈」ということもあるから覚えておくといいね。一方で「募金」となると、イベントや災害支援など、使いみちが定められていることが多いんだ。
クラウドファンディングは、何に使ったかと報告してくれるんだったよね。
しっかり覚えているね!他にもクラウドファンディングで「ふるさと納税型の寄付」の場合、特産品がもらえることもあるんだよ。
「寄付」をしながら、お楽しみもあるってことだね。じゃあ「義援金」っていうのはどんなものなの?
義援金というのは、災害が発生した時に集められることが多く、被災した人やその地域の復興支援のために使われるんだ。
地震や大雨による洪水で家が壊れたり水道が使えなかったりして、困っている人たちへの支援に使われるんだね。
そうなんだ。「寄付」や「義援金」は、みんなの応援をしたいという気持ちが形になったものだといえるね。