クラウドファンディング
クラウドファンディングを知っているかな?
知ってる!地震や洪水で被害にあった地域に寄付する時に聞いたよ。
ぼく、クラウドファンディングについて知りたいって思っていたんだ。
それは被災地に寄付する種類の<寄付型クラウドファンディング>だね。
募金するのと何が違うの?
クラウドファンディングはインターネットを通じて資金を募るから、多くの人に知ってもらうことができるんだ。寄付したいと思う人も、クラウドファンディングを運営するサイトを通して、寄付先を探せるという便利さもあるよ。
寄付金を使用した内容を「報告書」や「インターネット」などで知らせる透明性も募金とは違う点だね。
寄付したお金がどう使われているのか知ることができるのは安心だね。
こんなところで役に立っているとわかると嬉しくもなるよね。
そもそもクラウドファンディングとは、「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」を組み合わせた造語なんだよ。
今までは、事業を起こしたい、何かを作りたいと思った時、資金を調達するのは銀行などの金融機関から借りる方法が多かったんだけど、クラウドファンディングではインターネットを通じて一般の人からお金を集めることができるんだ。
寄付型のほかにも種類があるの?
大きく分けて購入型、寄付型、金融型というものがあるよ。
寄付型には地方などの自治体が資金を集めている<ふるさと納税型>もあるんだ。
<購入型クラウドファンディング>はこんなモノを作りたい、こんなコトをしたいといったアイデアを持つ人(起案者)に共感する人が支援できるんだよ。
支援ってお金を出すってことでしょ。寄付ではないならお返しはあるの?
寄付型の場合は、基本的にお返し(リターン)はないよ。それは募金と同じだね。
購入型では、起案者が作ったモノやサービスなどのお金以外の特典がお返しになるんだよ。
金銭的なリターンがあるのが<金融型クラウドファンディング>で、株式型、融資型、ファンド型といった種類があるよ。まだ株式市場に出ていない株や売り上げによって計算された配当など、リターンの内容に違いがあるんだ。
子どもでもクラウドファンディングの起案者になれるのかな?
もちろんなれるよ。ただクラウドファンディングを運営するサイトを利用する場合は、保護者の許可が必要など、利用条件がサイトによって違うから確認が必要だよ。
新しいモノを作ることに協力できるっていうのはわくわくするね。
そういった気持ちもリターンのひとつだと考えられるよね。
見知らぬ人にも自分を応援してもらえる、夢のような方法にも思えるけれど、目標金額に到達しない場合もあることは知っておこうね。
ほかにも著作権といって、誰かが持っている権利をおかしていないか気をつけることや、起案者は自分の名前や顔を公表することもあるから、よく考えてから行うことも必要だよ。