税金はどう使われているの?
今回は、わたしたちの暮らしのいろいろなところで使われている「税金」について話をするよ。
「税金」ってどんなものなの?
社会を支えるために必要なお金をみんなで出し合っているんだよ。
それを「税金」というんだ。
社会を支えるためっていうけど、どんなふうに使われているの?
大まかには安全を守る警察署や消防署、
学校や市役所、公園や道路、水道などの「公共施設」。
そしてごみの収集や処理、お年寄りのための年金、子育てしやすい環境づくりなど「公共サービス」に使われているよ。
うーん、いろいろなところに使われていることはわかるけど・・・。
そうだね、二人の生活になぞらえてみるとわかりやすいかな。
君たちは朝起きたら顔を洗うね。
その水道の整備にも税金が使われているよ。
学校に行くまでの道路、そして学校にも税金が使われているところがたくさんあるんだ。
公立の学校であれば校舎や教科書、先生たちのお給料も税金で賄われているよ。
生活するのに税金は必要なんだね。
じゃあその税金はだれが払っているの?
日本の国民だよ。
会社の給料や、自分で経営している会社やお店で稼いだお金から納められているんだ。
また、身近なところでは買い物をした時にも消費税という税金を払っているよ。
商品代金に対して8~10%(※)の消費税が上乗せされているんだ。※2024年時点
じゃあ私たちも払っていたんだね。
その税金はどこに納められているの?
それは税金の種類によって国税といって国に納めるもの、地方税といって住んでいる道府県や市町村に納めるものがあるよ。
税金の使い道は誰が決めているの?
国民が選挙で選んだ国会議員や都道府県の
議会議員たちが
話し合って決めているよ。
だから議員を通じて、
国民が決めているともいえるね。
議員さんを通じてみんなの意見が反映されるんだ。
ぼくたちも公園で遊んだりするし、税金には感謝しなきゃね。