
お金の種類を調べてみよう!

前の回で、ロッキーくんもピンキーちゃんも紙でできた「紙幣」と、金属でできた「貨幣」というお金があるということを学んだね。

紙のお金の方が金額が大きいんだよ。たくさんのものが買えるってことだよね。

パパやママは「お札」って言ってたよ。

よく覚えたね!今は紙幣には一万円券、五千円券、二千円券、千円券の4種類、貨幣は500円、100円、50円、10円、5円、1円の6種類があるんだ。


こんなにあるんだ!

さらに記念硬貨というものもあってね、国のお祝い事や大きなスポーツ大会が行われる時に発行されるんだよ。例えばオリンピック・パラリンピックの時にも作られたんだ。

2020年東京・パラリンピック競技大会記念10,000円金貨幣

オリンピックのお金があるんだ。かっこいい!

お金をつくるんだけど、実は貨幣と紙幣ではつくられる場所が違うんだよ。

お金をつくる工場があるってこと?

紙幣は国立印刷局、貨幣は造幣局というところでつくっているんだ。
そこでつくられた紙幣を日本銀行というところが、そして貨幣は政府が発行するんだよ。

ちょっとむずかしいかも。

そうだね。今はお金をつくるところがあるって知っているだけでいいと思うよ。

ぼくはお金をつくるところを見てみたいな。

どちらも見学ができるから、行ってみるといいね。もっとわかりやすいと思うよ。

でもお金をつくれるなら、だれにでもつくれるってこと?コピーしてもいいよね。

じゃあいっぱいつくってお金持ちになれるね!

それは難しいね。だれもが簡単につくることができないように、お金にはいろんなひみつがあるんだよ。例えば、紙幣には、コピー機や普通の印刷では再現できないとても細かい模様や光に透かすと浮き出る模様や特別なインクが使われているんだ。硬貨も簡単には真似できない彫りが施されているよ。一度よく見てごらん。
独立行政法人 国立印刷局 偽造防止技術
~現在発行されているお札~

本当だね!数字のほかに、植物や建物もあるよ。

興味を持ってくれてうれしいよ。
参考:日本銀行:にちぎんキッズ(https://www.boj.or.jp/z/kids/book.html)